PP

PP(生産管理)

10 セクション60 確認問題

PP(Production Planning/生産計画・管理)は、何をいつどれだけ作るかを計画し、その計画にもとづいて製造を実行し、実績を記録するモジュールです。製造業のSAP導入では中核となる領域であり、MMの調達とCOの原価計算をつなぐ位置にあります。

PPを理解する鍵は、マスタデータの重要性です。部品表と作業手順という2つのマスタが正確でなければ、所要量計算も原価計算も正しく動きません。PPのトラブルの多くは、機能の問題ではなくマスタの不備に起因します。

この10セクションでは、まず部品表・作業手順・作業場所といった基盤マスタを押さえ、次に需要管理からMRP、製造指図の発行と確認、そして能力計画・バッチ管理・期末処理までを扱います。

需要管理・MRP製造指図作成製造確認実績原価
最初のセクションを読む

セクション一覧

上から順に進めると、基礎から実務レベルまで無理なく理解できる構成になっています。

  1. 1PPモジュール概要PPが扱う計画から実行までの流れ、生産方式による違い、そしてMM・SD・COとの連携ポイントを整理します。6
  2. 2部品表・作業手順部品表の構造と用途別の使い分け、作業手順が定義する工程と標準時間、そして両者が原価計算とどうつながるかを解説します。6
  3. 3MRP・製造指図MRPが何を計算しているのか、MRPタイプとロットサイズの意味、そして計画手配から製造指図への変換を解説します。6
  4. 4製造確認・実績原価製造指図の確認入力で何が記録されるか、バックフラッシュの仕組み、実績原価がどう積み上がるかを解説します。6
  5. 5能力計画能力所要量がどう計算されるか、能力評価と平準化の考え方、スケジューリングとの関係を解説します。6
  6. 6バッチ管理バッチ管理が必要になる理由、バッチ番号の採番と特性、そしてトレーサビリティと引当戦略を解説します。6
  7. 7作業場所マスタ(Work Center)作業場所マスタが定義する能力・スケジューリング・原価の3つの側面と、原価センタや活動タイプとの関係を解説します。6
  8. 8需要管理と計画独立所要量(PIR)計画独立所要量が何を表すか、計画戦略による見込生産と受注生産の違い、需要の消費という考え方を解説します。6
  9. 9製造指図のライフサイクル製造指図が作成からクローズまでにたどるステータスの変遷と、各段階で可能な操作、可用性チェックを解説します。6
  10. 10PP期末処理PP期末処理の全体像、仕掛品の算定、差異計算と決済、そしてPP側で確認すべき滞留データを整理します。6