CO
管理会計(CO)
10 セクション ・ 60 確認問題
CO(Controlling/管理会計)は、社内の意思決定を支えるための会計を担うモジュールです。FIが株主や税務当局といった社外に向けた報告を作るのに対し、COは「どの部門にいくらコストがかかっているか」「この製品は本当に儲かっているか」といった、経営者や管理者が知りたい情報を作ります。
COを難しく感じる原因の多くは、FIとの関係が曖昧なまま学び始めることにあります。FIとCOは同じ取引を扱いますが、切り口が違います。FIは「何にいくら使ったか」を勘定科目で捉え、COは「どこが使ったか」を原価センタや指図で捉えます。給与を支払ったという1つの事実を、FIは「給与手当500万円」、COは「営業部300万円・開発部200万円」と記録する——この二重の視点がCOの本質です。
このモジュールでは、原価センタ・利益センタ・内部指図といった原価の受け皿を押さえたうえで、活動タイプによる社内取引、製品原価計算、収益性分析、そして差異分析と期末処理までを扱います。
原価センタ管理利益センタ会計内部指図製品原価計算
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上から順に進めると、基礎から実務レベルまで無理なく理解できる構成になっています。
- 1COモジュール概要COが担う内部報告の役割、FIとの違いと連携、管理領域という組織単位、そしてS/4HANAでFI/COの境界がどう変わったかを整理します。6 問
- 2原価センタ原価センタの役割と階層構造、標準階層の考え方、部門間で原価をやり取りする配賦と分配の違いを解説します。6 問
- 3利益センタ利益センタが原価センタと何が違うのか、擬似的な損益計算書をどう作るのか、S/4HANAでの位置づけまでを解説します。6 問
- 4内部指図内部指図が原価センタと補完しあう理由、実指図と統計指図の違い、決済という考え方までを解説します。6 問
- 5活動タイプと原価センタ計画活動タイプによる社内の役務提供の記録、活動単価の算定方法、そして計画から実際単価の算定に至る流れを解説します。6 問
- 6製品原価計算標準原価がどう積み上がるか、原価積上の仕組みと原価コンポーネント、製造指図での実際原価の把握までを扱います。6 問
- 7原価要素一次原価要素と二次原価要素の違い、原価要素グループの使い方、そしてS/4HANAで勘定科目に統合された経緯を解説します。6 問
- 8収益性分析(CO-PA)収益性分析が答える問い、特性と数値項目という構造、原価基準型と勘定基準型の違い、S/4HANAでの位置づけを解説します。6 問
- 9差異分析製造指図で発生する差異の種類と意味、投入側と産出側の差異の分け方、差異計算から決済までの流れを解説します。6 問
- 10CO期末処理CO期末処理の全体像と実行順序、原価センタ・指図・製品原価それぞれの締め作業、FIとの整合確認までを整理します。6 問