振込手数料を引かれた入金を消し込む例
得意先A社への請求110,000円が未決済で残っており、A社から振込手数料330円を差し引いた109,670円が入金されたとします。入金消込(F-28)でA社の110,000円の明細を選ぶと、330円の差額が出ます。
差額が許容範囲の中なら、差額は自動で損益の勘定に振り替えられ、110,000円の明細は消込済になります。理由コードを付けると、差額を「支払手数料」などの決まった勘定に振り替えられます。許容範囲を超える場合は、部分消込か残額処理を選びます。
消込の方法と画面
| 方法 | 画面 | 使う場面 |
|---|---|---|
| 入金・支払と同時に消込 | F-28(入金)/F-53(支払) | 入金や支払を記録しながら、対応する請求の明細を消す |
| 転記済みの明細どうしを消込 | F-32/F-44/F-03 | 得意先(F-32)・仕入先(F-44)・GL勘定(F-03)で、借方と貸方の明細を突き合わせる |
| 自動消込 | F.13 | ソートキーなどの項目が一致する明細をまとめて消す |
| 支払プログラム | F110 | 支払と同時に、支払った請求の明細を消す |
許容範囲は、得意先・仕入先の許容範囲グループ(OBA3)と、担当者ごとの許容範囲(OBA4)で決まります。両方の範囲のうち小さいほうが使われます。差額の振替先を決める理由コードは OBBE で設定します。
つまずきやすい点
GL勘定で消込ができるのは、勘定マスタで「未決済管理」をオンにした勘定だけです。仮払金やGR/IR照合勘定のように突き合わせが必要な勘定は、転記が始まる前にこの設定を決めておきます。誤って消し込んだときは FBRA(消込の解除)で元に戻します。
自動消込(F.13)で明細が残るときに、グループの条件と許容範囲をどう確認するかをまとめています。自動消込で消えない明細