機械時間の単価から加工費までの例
機械加工課の原価センタで、1か月の計画原価が1,200万円、計画活動量(機械時間)が2,000時間だとします。活動単価は1,200万円÷2,000時間で、1時間あたり6,000円です。作業手順で品目1個あたりの機械時間が0.5時間なら、1個の加工費は3,000円になります。
製造指図で作業実績を確認すると、実際の機械時間×6,000円が、原価センタから製造指図へ振り替えられます。原価センタの側は貸方、製造指図の側は借方で、どちらも二次原価要素で記録されます。
単価を決める手順
| 手順 | 画面 | 内容 |
|---|---|---|
| 原価の計画 | KP06 | 原価センタ・原価要素ごとに計画原価を入れる |
| 活動量の計画 | KP26 | 活動タイプごとに計画活動量を入れる。単価を手で決めるときもここに入れる |
| 計画単価の算出 | KSPI | 計画原価÷計画活動量で単価を計算する |
| 実績単価の算出 | KSII | 月末に実績原価÷実績活動量で単価を計算し、必要なら再評価する |
KP26の価格指示(Price Indicator)で、単価の決め方を選びます。1は計画から自動で計算し、3は手で入れた単価をそのまま使います。経営判断で固定的に決める「政治価格」は3を使います。
つまずきやすい点
計画活動量を理論上の最大稼働時間にすると単価は低くなり、現実的な稼働率で見積もると単価は高くなります。どちらにするかで製品原価が変わるので、活動量の決め方は製品原価計算の設計と一緒に決めます。
活動タイプの設定と、原価センタ計画の流れを説明しています。活動タイプと原価センタ計画