本文へスキップ

SAP用語辞典

TECO(技術的完了)

TECO (Technically Complete)読み:てこ

  • PP
  • CO

Technically Complete。製造指図・内部指図の製造作業が完了したことを示すステータス。TECOにすると未処理の予約・購買依頼・能力所要量が削除され、MRPの対象外になる。標準では入出庫や確認はその後も転記でき、止めたい場合はステータスプロファイルなどで制御する。TECO後に差異計算とCO88決済を行い、その後CLSDステータスへ移行する。指図のライフサイクル管理における重要なマイルストーン。

100個の計画を98個で終える例

計画数量100個の製造指図で、98個を作ったところで材料が足りず、残りの2個は作らないことになったとします。指図をリリースのままにしておくと、2個分の部品の予約と能力所要量が残り続けます。MRPはそれを「まだ必要な部品」と見て、不要な購買依頼や計画手配を作ります。

指図をTECOにすると、未処理の予約・購買依頼・能力所要量が削除され、MRPの対象から外れます。そのうえで差異計算(KKS2)と指図の決済(KO88、まとめて処理するときはCO88)をし、残高がなくなったらクローズ(CLSD)にします。

各ステータスでできること

ステータス入出庫・作業実績MRPの所要量差異計算・決済
リリース(REL)できる残る決済はできる。差異計算は対象外
TECO(技術的完了)標準ではできる削除されるできる
クローズ(CLSD)できない削除されるできない(残高ゼロが前提)

TECOは取り消してリリースに戻せます。製造指図の変更(CO02)で、TECOの取消を選びます。PSのWBS要素やネットワーク、COの内部指図にも同じ名前のステータスがあり、意味は「作業としては終わった」で共通です。

つまずきやすい点

月末の締めでは、作り終わっているのにTECOになっていない指図を探します。COOIS(製造指図の一覧)でステータスと数量を一覧にすると見つけやすくなります。

登録済からクローズまでのステータスの流れと、各段階での処理を説明しています。製造指図のライフサイクル

English

TECO (Technically Complete)

A status applied to production orders and internal orders indicating that the physical/technical work is finished. TECO deletes open reservations, purchase requisitions and capacity requirements and removes the order from MRP. In the standard system goods movements and confirmations can still be posted afterwards; blocking them requires a status profile or similar control. The normal flow after TECO is variance calculation followed by CO88 settlement, then transition to CLSD (Closed) status. A key milestone in the order lifecycle.

SAP用語辞典の一覧へ