製造指図に材料間接費を乗せる例
製造指図に材料費10万円が計上されているとします。原価計算シートで「材料費の10%を材料間接費として配賦し、資材部の原価センタを貸方にする」と決めておくと、間接費配賦の実行で、指図に1万円が借方計上され、資材部の原価センタが同じ額だけ貸方になります。購買や倉庫管理にかかった費用を、使った材料の量に応じて製品の原価に乗せる考え方です。
原価計算シートの中身
| 要素 | 画面 | 内容 |
|---|---|---|
| 原価計算シート | KZS2 | 計算ベース・間接費率・貸方を並べた計算の手順 |
| 計算ベース | KZB2 | 何に率をかけるか(材料費の原価要素の範囲など) |
| 間接費率 | KZZ2 | 何%をかけるか。プラントや指図タイプ、期間で変えられる |
| 貸方 | KZE2 | 配賦した額をどの原価センタから差し引くか |
実行は、製造指図1件ならKGI2、まとめてならCO43、内部指図のまとめ実行はKGI4、プロジェクトはCJ44・CJ45です。同じ原価計算シートを標準原価の見積にも使うと、計画と実績で同じ率の間接費が乗ります。
つまずきやすい点
率は年度や期間で変えられるので、新しい年度の率を入れ忘れると、間接費が配賦されない、または前年度の率のまま配賦されることがあります。年度の切り替え前に、KZZ2の有効期間を確認します。
間接費配賦・仕掛品・差異計算・決済を、どの順で実行するかを説明しています。CO期末処理