3か月かけて生産ラインを設置する例
新しい生産ラインの設置をWBS要素で管理し、4月に300万円、5月に500万円、6月に200万円の費用がかかったとします。費用は経費の勘定にWBS要素を付けて計上されるので、そのままでは損益計算書の費用に見えます。毎月末にWBS要素を決済(CJ88)して建設仮勘定に振り替えると、貸借対照表の資産として表示されます。
6月にラインが完成したら、決済ルールの決済先を「機械装置」の固定資産に変えて最終決済をします。建設仮勘定にたまった1,000万円が本来の資産に振り替わり、資本化日から減価償却が始まります。建設仮勘定そのものは、使用を開始していない資産なので通常は償却しません。
関係する設定とトランザクション
| 設定・画面 | 内容 |
|---|---|
| 建設仮勘定用の資産クラス | 建設仮勘定専用の資産クラスを作り、償却キーを「償却なし」にする |
| 投資プロファイル(OITA) | WBS要素や内部指図に設定すると、リリース時に建設仮勘定の資産が自動で作られる |
| CJ88 / KO88 | WBS要素・内部指図の決済。期中は建設仮勘定へ、完成後は本来の資産へ |
| AIAB / AIBU | 内部指図やWBSを使わず、建設仮勘定の資産に直接計上した場合の配分ルール設定と決済 |
つまずきやすい点
最終決済の前に、決済先を建設仮勘定のままにしていないか、資本化日が正しいかを確認します。資本化日がずれると、償却の開始月がずれます。
WBS要素の決済が止まったときに、実績原価・決済ルール・ステータスなどをどの順で確認するかをまとめています。CJ88の決済が止まるとき