1行に何が入っているか
原価センタ「総務部」に事務用品費5,000円を計上した伝票の明細は、ACDOCAでは1行です。その1行に、勘定(RACCT)、原価センタ(RCNTR)、利益センタ(PRCTR)、セグメント、金額(取引通貨WSL・会社コード通貨HSL・グループ通貨KSL)がすべて入ります。ECCでは同じ情報が、FIの明細(BSEG)、COの明細(COEP)、利益センタの明細などに分かれて記録されていました。
このため S/4HANA では、FIとCOの数字を突き合わせる作業がほぼ要らなくなりました。合計テーブルや索引テーブル(GLT0、BSIS・BSAS など)は、ACDOCAから計算して見せる互換用のビューになっています。
主な項目
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| RLDNR | 元帳。主元帳は 0L |
| RBUKRS・GJAHR・BELNR・DOCLN | 会社コード・会計年度・伝票番号・明細番号(6桁) |
| RACCT | 勘定(GL勘定と原価要素は統合されている) |
| RCNTR・PRCTR・AUFNR | 原価センタ・利益センタ・指図 |
| WSL・HSL・KSL | 取引通貨・会社コード通貨・グループ通貨の金額 |
つまずきやすい点
BSEG は S/4HANA にも残っていますが、CO の中だけで完結する転記(原価センタ間の配賦など)は BSEG に入らず、ACDOCA にだけ記録されます。ECC 時代に BSEG を直接読んでいたアドオンは、S/4 への移行時に読む先の見直しが必要になることがあります。
受注から請求、発注から支払までの各伝票が、どのテーブルに入り、ACDOCAとどうつながるかを1件ずつ追っています。受注から会計伝票まで、SAPのテーブルを追う