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SAP用語辞典

品目元帳(Material Ledger)

Material Ledger読み:ひんもくもとちょう

  • CO
  • MM

在庫を複数通貨で評価したり、実際原価計算を行ったりするための機能。期中は標準価格で処理しつつ、期末に実際の購入価格や製造原価にもとづいて在庫と消費を再評価できる。標準価格の安定性と実際原価の正確性を両立させる仕組みであり、S/4HANAでは標準で有効化されている。

標準原価の品目で実際原価に近づける例

標準原価1,000円の原材料を、ある月に100個、実際には1個1,050円で仕入れたとします。入庫は標準原価で記録されるので、在庫は100,000円、差額の5,000円は価格差異になります。その月に60個を製造に払い出すと、消費も標準原価の60,000円で記録されます。

実際原価計算を使っていれば、月末の締めで差異5,000円が払い出した分と残っている分に按分されます。60個分の3,000円は消費(製造原価や売上原価)に、40個分の2,000円は在庫に配られ、どちらも1個1,050円の実際原価で評価し直されます。

品目元帳でできること

機能内容
複数通貨での在庫評価会社コード通貨に加えて、グループ通貨などでも在庫の金額を持つ
実際原価計算月末に期間の実際単価を計算し、差異を在庫と消費に按分する(使うかどうかは選べる)
品目ごとの価格の分析CKM3で、入庫・払出・差異の内訳を品目ごとに見る

S/4HANAでは、在庫の評価のために品目元帳が常に有効です。ただし実際原価計算は別に有効にするもので、使っていなければ、差異は価格差異の勘定に残ったままになります。月末の実際原価計算の実行は、CKMLCP(原価計算の実行)で行います。

つまずきやすい点

実行の途中でエラーになった品目があると、その品目と、その品目を材料に使う上位の品目の評価が確定しません。CKMLCPの各ステップのログを見て、止まっている品目から対処します。

標準原価の見積と、実績との差異がどこで生まれるかを説明しています。製品原価計算

English

Material Ledger

The function supporting inventory valuation in several currencies and actual costing. The period runs on standard prices and is revalued at period end from actual purchase and production costs, combining the stability of standard costing with the accuracy of actual. It is active by default in S/4HANA.

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